「せっかくの楽しい会、最後はビシッと締めたい!」そんなときに登場するのが、あのリズミカルな手拍子「手締め」。
でも、「一本締め」と「三本締め」ってどう違うの?「一丁締め」って何?なんだか名前も似ていてややこしい!
今回はそんな「手締め」について、スッキリ楽しく解説していきます♪
一本締めと三本締めと一丁締めの違いを一言でいうと?
簡単に言うと、手拍子の回数と場のフォーマルさが違います!
三本締めは格式高く3回、一本締めは標準的に10回、一丁締めはカジュアルに1回だけパンッ!
それぞれ使い分けることで、場にふさわしい締め方ができるんです。
一本締めとは?
一本締めは、もっともポピュラーな手締めスタイル!
- リズム:「パパパン・パパパン・パパパン・パン」(計10回)
- 意味:9(苦)に1を足して「丸」とし、円満な終了を象徴
- 使用シーン:会社の飲み会、送別会、地域の集まりなど
- やり方:「お手を拝借」→「いよぉ〜」→手拍子10回→「ありがとうございました」
一本締めの由来
一本締めのルーツは、神道の「柏手(かしわで)」にあると考えられています。
柏手は神様への感謝や祈願を示す手拍子。それが転じて、会や宴の円満な終了を示す手締め文化へ発展しました。
特に「9(苦)」に「1」を足して「丸」とすることで、物事が無事に、縁起よく締めくくられる意味が込められています。
三本締めとは?
三本締めは、一番フォーマルで格式高い手締め。
- リズム:「パパパン・パパパン・パパパン・パン」を3セット(計30回)
- 意味:(1)主催者、(2)来賓・参加者、(3)場全体への感謝
- 使用シーン:式典、創立記念、伝統芸能の打ち上げなど
- やり方:一本締め1回ごとに「もう一丁!」の掛け声を挟みながら3回繰り返し
三本締めの由来
三本締めは、一本締めの儀式性をさらに高めたスタイル。
一本締めを3回繰り返すことで、「主催者への感謝」「来賓や参加者への敬意」「会の成功や場の一体感」への感謝を表す重層的な意味を持ちます。
リズムと掛け声を重ねることで、より深い感謝と祝福の意を示す、日本ならではの丁寧な締め方です。
一丁締めとは?
一丁締めは、最も簡潔なスタイル!
- リズム:パン!と1回だけ
- 意味:簡略化・スピード重視・周囲への配慮
- 使用シーン:内輪の飲み会、時間がない時、静かな場所
- やり方:「お手を拝借」→「いよぉ〜」→パン!
- 別名:「関東一本締め」と呼ばれることも
一丁締めの由来
一丁締めは、江戸(東京)文化から生まれた簡略版の手締めです。
せっかちな江戸っ子たちが、手間を省きつつもしっかり場を締めたいと考えた結果、「パン!」と一発勝負のスタイルに。
これが都市部を中心に広がり、「関東一本締め」という別名でも親しまれるようになりました。
応用・関連情報
手締めには地域ごとのバリエーションも!例えば…
- 大阪締め:「打ーちましょ」「もひとつせ」「祝うて三度」という掛け声付き
- 博多手一本:商談成立などの「合意の確認」まで意味する特別な手締め
- 名古屋ナモ締め:名古屋弁「なも」を取り入れた新しいスタイル!
こうして見ると、手締めって全国津々浦々、奥が深いですね♡
まとめ
- 三本締め=最もフォーマル(30回)
- 一本締め=標準的(10回)
- 一丁締め=カジュアル&スピーディー(1回)
手締めは単なる手拍子じゃなく、感謝・区切り・和を大切にする日本文化の粋。
次に参加する集まりでは、ぜひ場に合った手締めでスマートに締めてみてくださいね♪
さて、あなたはどの手締め派?
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