ウェブ解析やアプリ解析を行う際に、「ページビュー(PV)」と「スクリーンビュー(SV)」という言葉がよく使われます。これらは似ているように見えますが、異なる意味を持ち、異なる状況で使用されます。以下で、その違いについて詳しく説明します。
ページビューとスクリーンビューの違いを一言で言うと？
ページビューはウェブサイトの特定のページの表示回数を指し、スクリーンビューはアプリ内の特定の画面の表示回数を指すものです。
ページビューとは？
ページビュー（PV・Pageview）は、ウェブサイトにおいて特定のページがユーザーによって表示された回数を指します。例えば、ユーザーがウェブサイトのホームページを訪れ、その後別のページに移動した場合、それぞれのページが1回ずつ表示されたことになり、2つのページビューが記録されます。
特徴:
- ウェブサイトに特有：ページビューはウェブサイトの分析において使用され、各ページがどれだけ見られているかを計測します。
- リロードもカウント：同じページをユーザーがリロード（再読み込み）した場合も、新たなページビューとしてカウントされます。
- セッション内で複数：1つのセッション内でユーザーが複数のページにアクセスした場合、それぞれがページビューとしてカウントされます。
スクリーンビューとは？
スクリーンビュー（SV・Screenview）は、モバイルアプリやウェブアプリにおいて特定の画面（スクリーン）が表示された回数を指します。これにより、ユーザーがアプリ内でどの画面をどれだけ訪れたかが分かります。
特徴:
- アプリに特有：スクリーンビューは主にモバイルアプリやウェブアプリの分析で使用されます。
- 画面遷移を記録：ユーザーがアプリ内で異なる画面に移動した場合、その都度スクリーンビューとしてカウントされます。
- リロードが関係ない：ウェブサイトのページビューとは異なり、アプリのスクリーンビューではリロードが通常発生しないため、この概念が適用されません。
まとめ
ページビューはウェブサイトの各ページの表示回数を計測するために使用され、一方、スクリーンビューはモバイルアプリやウェブアプリ内の画面の表示回数を計測します。両者は類似の目的で使用されますが、それぞれ異なるプラットフォーム（ウェブサイトとアプリ）におけるユーザーの行動を把握するための指標です。
この違いを理解することで、ウェブ解析やアプリ解析において、より適切なデータ分析が可能になります。
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