ぷるんとした食感と上品な甘さが魅力の和菓子、葛餅(くずもち)とわらび餅。見た目はそっくりだけど、実はまったくの別物って知っていましたか?
「どちらも透明感があって、黒蜜やきな粉をかけて食べるから違いが分からない!」という人も多いはず。でも、それぞれの原料や作り方、食感には大きな違いがあるんです。この記事では、葛餅とわらび餅の違いを分かりやすく解説します!
葛餅とわらび餅の違いを簡単に比較!
葛餅(くずもち) | わらび餅 | |
---|---|---|
原料 | 葛粉(または小麦粉由来のくず粉) | わらび粉(本わらび粉) |
作り方 | 水と葛粉を練りながら加熱 | 水とわらび粉を練りながら加熱 |
食感 | もちもち&弾力あり | ぷるぷる&とろける |
色 | 半透明~白っぽい | 透明感が強い |
発祥 | 関西(奈良・京都など) | 主に関西地方 |
このように、原料や食感がまったく違うのが分かりますね!それでは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
違いを一言で言うと?
葛餅は「葛粉(くずこ)」を使い、もちもちとした弾力が特徴。
わらび餅は「わらび粉」を使い、ぷるぷる&とろける食感が魅力。
ただし、市販のわらび餅はサツマイモやタピオカのでんぷんを使ったものが多いので要注意!
葛餅(くずもち)とは?
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1. 原料は「葛粉」!高級食材としても有名
葛餅の主な原料は「葛粉(くずこ)」です。葛粉は、マメ科の植物「クズ」の根から取れるデンプンを精製して作られます。昔から薬としても使われるほど栄養価が高く、高級食材としても知られています。
ただし、関東で食べられる葛餅は「小麦粉を発酵させたもの」が原料。関西の葛餅とは別物なので要注意です!
2. もちもち&弾力のある食感
葛粉を水と混ぜて加熱し、じっくり練ることで、独特のもちもち食感が生まれます。冷やして食べるとさらに弾力が増して、噛み応えが楽しめますよ。
3. 本葛を使った葛餅は超高級!
本物の葛粉(本葛)を使った葛餅は、非常に希少で高価です。そのため、スーパーなどで売られている葛餅の多くは、でんぷん粉などが混ぜられたものが多いんです。
わらび餅とは?
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1. 原料は「わらび粉」!だけど本物は超レア
わらび餅の原料は「わらび粉」。シダ植物の一種「わらび」の根から取れるデンプンですが、採取量が非常に少ないため、本物のわらび粉は超高級品です。
市販のわらび餅は、ほとんどがサツマイモやタピオカのデンプンを混ぜたもの。それでも十分美味しいですが、本物のわらび粉で作られたものは、とろけるような食感が特徴です。
2. ぷるぷる&とろける食感
わらび餅は葛餅に比べて、もっと柔らかくてぷるぷる。口に入れるととろけるようななめらかさがあり、暑い夏でもさっぱりと楽しめます。
3. 透明感があって涼しげな見た目
わらび餅は透明度が高く、透き通った美しさが特徴。特に冷たく冷やすと、より涼しげに見えて夏にぴったりです!
まとめ
葛餅とわらび餅、似ているようで全然違う和菓子です。
- 葛餅は葛粉(または小麦粉由来のもの)を使い、もちもちとした食感。
- わらび餅はわらび粉(または他のデンプン)を使い、ぷるぷる&とろける食感。
- どちらも黒蜜&きな粉との相性抜群!
次に和菓子屋さんやスーパーで見かけたら、ぜひ原料や食感を意識して選んでみてくださいね!
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