「自己啓発本」と「実用書」って、何が違うの?
本屋さんで「何か役立つ本でもないかな〜」とフラッと立ち寄ると、ズラリと並ぶ「人生を変える〇〇」「すぐに使える△△」の文字たち。……でも、ちょっと待って。これって自己啓発本?それとも実用書?似ているようで、実はまったくアプローチが違うこの2つ。本選びで迷わないためにも、サクッと違いを押さえておきましょう!
「自己啓発本」ってどんな本?
自己啓発本とは、ずばり「自分をもっと良くしたい!」と思っている人に向けた本。特徴は“心”や“考え方”にフォーカスしているところです。
たとえば、モチベーションを上げる方法、成功者の習慣、ポジティブ思考のコツなど、「どう生きるか」「どう考えるか」がテーマになっています。
定番の『7つの習慣』や『嫌われる勇気』なんかはまさにこのジャンル。読んだ後、「よし、頑張ろう!」と背中を押してくれる、いわば“心のガイドブック”です。
「実用書」ってどんな本?
一方の実用書は、日常生活の「やり方」を教えてくれる本。たとえば、料理のレシピ、片付け術、プログラミングの入門書など、読んですぐに使える情報が詰まっています。
手元に置いて何度も見返す「マニュアル系」が多いのも特徴です。
『リュウジの至高レシピ』や『金のフレーズ(TOEIC対策)』なんかは、まさに読めば“できるようになる”タイプの本ですね。
ズバリ、ここが違う!
項目 | 自己啓発本 | 実用書 |
---|---|---|
目的 | 内面の成長・考え方の変革 | スキルや知識の習得・問題解決 |
読者の動機 | もっと良い自分になりたい | 〇〇をできるようになりたい |
内容 | 哲学、マインドセット、成功体験 | 具体的な手順、ツール、方法 |
文体 | ストーリー調・語りかけ口調 | 手順重視・箇条書き・図解あり |
得られるもの | やる気・気づき・視点の変化 | ノウハウ・成果・達成感 |
ちょっとハイブリットな「ビジネス書」
ちなみに、よくある“ビジネス書”はこの2つのハイブリッドな存在。
「社内プレゼンの技術(←実用書寄り)」と「1分で話せ(←自己啓発寄り)」みたいに、同じ“話し方”のテーマでもスタイルが違うんです。
読者の「この著者の考え方に共感したい」のか「とにかく方法を知りたい」のかで、分類が変わるのも面白いところ。
自分に合った“読書スタイル”を見つけよう
「最近ちょっと元気ないな」「何かにモヤモヤしてる…」そんな時は自己啓発本がぴったりかもしれません。心のストレッチをしたい時にどうぞ。
逆に「資格に受かりたい!」「うまく収納したい!」など、具体的なゴールがあるときは、実用書でガッチリ攻めましょう。
目的に合わせて選ぶと、読書の満足度がグッと上がりますよ♪
まとめ:迷ったときは「内面 or 外面?」で判断!
最後にひと言。
迷ったら「この本は“考え方”を変えたいのか?」「“できること”を増やしたいのか?」で判断してみてください。
自己啓発本は「心の地図を塗り替える本」。
実用書は「行動のナビゲーションをくれる本」。
どちらにも、それぞれの良さがあります。あなたの“今”にフィットする一冊が、きっとありますように!
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